オトナじゃない。
全然、真面目でもない。
責任感が強いわけでもない。
僕は、ただただ不安定なだけの人間だ。
物分かりの良いフリをしてるだけだ。
オトナになろうとする僕と、いつまでも子供な僕。
相反するその思考が僕をより不安定にする。
全然平気な風を装って、そのクセちょっとしたことでぐらついて倒れそうになる。
一度崩れてしまえば、壊れるは簡単だ。
平気だと嘯く僕は、いつまでも動き出せない僕に足を引っ張られて、
前に進んだつもりがまったく進めず足踏み状態。
今は何をやっても苦しいよ。
人は、一生の内にどれだけの『初めて』を経験するのだろう。
それはきっと、生き方によってすべて違うと思う。
だから、人それぞれ『初めて』の回数や形もバラバラだと思う。
ここで話すのはルール違反かもしれない。
それでも、これだけは残しておきたい。
僕には、2年間好きな人がいました。
僕に色んな『初めて』をくれた人です。
“初めて”声を聴いて好きになった人。
『ああ、本当に声だけで好きになれるんだ』ということを教えてくれた。
“初めて”手を繋いだ人。
ようやく『手を繋いで欲しい』と言った僕に、『そんなこと聞かなくていいのに』と手を差し出してくれた。
“初めて”二人きりで出かけた人。
好きな人と二人きりでいる嬉しさや恥ずかしさを知った。
“初めて”『好きです』と告白した人。
期待なんてしてなかった。
もう会えなくなることを覚悟した。
僕のはただの片想いじゃないから。
同性を好きになるという事は、異性を好きになる事と何も変わらないのに、
『好き』と伝えるのはためらわれる。
でもね、今までで一番『好きです』って言いたかったんだ。
『好きです』と言ったら『ありがとう』と言われた。
そこに明確な答えはなかったけれど、それでも嬉しくて嬉しくて、幸せだと思った。
それで十分だと思った。
でも、人間は欲深だね。
僕だけを見て欲しい、僕だけに笑って欲しい。
そう思ってしまうんだ。
本当にそう思っているかどうかは別にしてね。
だけど、一緒にいるのは楽しくて、僕は本当に幸せだった。
笑ってくれると嬉しかった。
『僕だけに』……そういう気持ちがなかったわけじゃない。
けどさ、一緒にいて笑ってられないより、どんな時でも笑ってくれてた方が嬉しいじゃん?
色々考えたんだ。
自分が楽な方。楽しい方。嬉しい方。それと、生き方とかね。
色んな出会いがあった。
出会ってから、告白してから、色んな事を考える機会があった。
大晦日の日、僕はちゃんとした答えが欲しかった。
そうしないと、前に進めない気がした。
何となくわかってて、でもハッキリしない関係に不安定さしか感じなかった。
2011年は、笑っていたかった。
好きだからこそ、そこに標が欲しかった。
大晦日の忙しいだろう時間にメールしてさ。迷惑だろうな、って思ったんだけど。
返事はなくても仕方ないなぁ。って、本気で思ってた。
それならそれで諦められると思った。
だから、返事が来たときすごく嬉しかった。
嬉しくて泣きそうだった。
ああ、好きになれて本当に良かった、って思った。
答えを聞けたことで、僕の中でようやく『好き』を終わらせることが出来た。
これからも大好きだけど、その好きはもうベクトルが違うから。
それに、ちゃんと納得できたから。
そうして、僕の2年越しの片思いは終わりを告げました。
まとめるのに丸々1ヶ月かかった。
まとまりきってないけど。
どんな言葉も、足りないくらい。
伝えきれないくらいのありがとうを感じてる。
いつかこのありがとうを返せるように頑張るよ。